オカルト部、最後のミッション

「永久の一日」　ポッケ様作

KP　ポッケさん

PL　瀬戸さん/榊 九郎　高校生(聖職者)

　　望月だまるさん/篠宮海李　高校生(占い師)

　　わんわんさん/雪解百合　高校生(私立探偵)

　　アルミニウム/来栖みみか　高校生(医師)

　ここ最近で一番頭を使ったシナリオでした。普段使わないせいか、疲労感がすごいですが、大変心地よい疲労感です。

　結果から申し上げれば、無事TRUE ENDでした。何と言いますか、NPCへの想いが無ければたどり着けなかっただろうなと思います。

　篠宮君の朝ごはんシーンからはじまり、初っ端から散々な榊君。セッション開始早々に実家の神社を、探索者たちの所属するオカルト部によって燃やされてしまったことになり、同情しつつ笑いました。のちに彼の悲運は続き、その結果３人のSAN値はごりごりと削られていくこととなりました。そして、キノコの怨霊(キーパーソン)の登場。最初立ち絵がなかったのでキノコキノコと言っていると、立ち絵が意外とスタイリッシュで驚き。憎めない唯我独尊部長NPC悠木くんと焼き肉へ行き、その途中で事故のニュースが。想像力がなく、一人もりもりとお肉を食べるのは楽しかったです。しかし事態は一転。すいかわりおじさん(仮)に精神をやられてしまいました。榊君の２度目？の不運もこの時でした。事件終息後落ち込む面々。チャット欄の榊君が元気そうでなによりでした。笑

　なんとこの回、私のPCであるみみかは一度もSAN値チェックに成功せず、一日で９も削られてしまい、その上発狂し自殺癖を引いてしまう始末……ご迷惑をおかけしました。セッション通して出目はずっと悪かったです。

　事態は進むにつれ重くなっていき、暗く暗くなっていきました。時子ちゃんの足は本当に衝撃的でした、本当に。そしてついにNPC凛音ちゃん覚醒。その場にはみみかと悠木くん。死ぬかと思いました。本当に。完全にヒーラーのつもりで作ったPCだったので、初期値に振り回される始末。みみかにとって憧れの存在である凛音ちゃんに何度も殺されかけました。みみかのことですから、凛音がそれで救われるならいっそ死んでも、とか思ってたかも知れないです。このとき悠木くんが組みつきとかばうで大活躍。部長の貫録を見せつけてくれました。この時２人になったからこそ、あの決断ができたのだと思います。ですから余計に、情報がたくさん出ていき、ある仮説を立ててしまったとき、本当に自分を殴りたくなりました。でもそれしかないのか、と。認めるしかないのか、と。その仮説を立てたのがわりと早い段階だったので、考える時間がたくさんありました。そのおかげか、あの場面であんなめちゃくちゃな結論を言えたのだと思います。悠木くんに対してすごく感情的になってしまって、ロールも忘れてただのPLで話してしまいました。熱くなりすぎて声が震えましたが、言いたいことが言えたので悔いはないです。ただ、ここで＜こぶし＞に失敗したのは本当悔しかったです。

　そしてその後の作戦会議。啖呵を切ったはいいものの、無計画。どうしようか、と頭をひねる始末に。メタ推理が嫌いなので、作戦会議の間もずっとPCで話せたのはとても良かったです。結果、なんとか作戦は立ちましたが、踏み切るための確信が……といったところでSNSへ。その後榊君の機転のおかげで重要な情報を得ることができました。KPのおじいちゃんロールとても好きでした。

　最終局面、まさに運命を左右する時間が。路上占いをする篠宮くん、少し見たかったです。実行は一番動ける百合ちゃんと、榊君に任せました。体育の成績で百合ちゃんに言い負かされる篠宮くんがひそかにツボでした。そして緊張の瞬間。手に汗握るとはまさにこの時でした。隙間からサムズアップする榊君、きっと忘れないことでしょう。笑

　また、篠宮くんの朝食場面。あれでよかったのか、だめだったら他のPLさんになんて謝ろうと、本当にハラハラしながら見守りました。だからつい、"二日連続"の言葉で、モニターの前でガッツポーズしてしまいました。シーンは卒業式へ。懐かしい曲が流れ、思わず鼻の奥がツンとしてしまいました。結局彼の言う通り、先生を止めてしまいました。ちょっと悔しいです。

　募集要項に、"RP推奨"とあり、NPCとの関係性も前もって設定しておく、というものだったので、NPCに肩入れしまくるロールを心がけようと臨んだのが正解でした。死なせなくて、本当に良かった。６人で大人になれて本当に良かったです。PLの決断が物語を左右するシナリオ本当に好きなのですごく楽しかったです。８時間に及ぶ長いセッションでしたが、長さすら感じさせないほど熱中し、楽しませていただきました。KPさん、PLの皆様本当にありがとうございました！

（追記ネタバレ含みます）

秘匿情報で凛音が発狂してみんなを殺して回ろうとするかもしれないと思っていたから、すぐ対応できるかもと思って(できませんでした)手をつなぎまくっていただけで百合展開に持っていこうとしたわけではないです！！！