貴方は古びた手記を見つけた。

汚れていてよく読めないが、TRPGセッションの感想などが書いてあるようだ。

信じたいです

「ワイズマンホール」九頭竜堂 ひふみいろは様作

 

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KP とぎのさん

PL パグさん/飯沼健司 精神科医   HO3

   うみさん/冷泉才流 ゴーストハンター  HO2

    アルミ/リラ・パーシー 大学院生 HO1

 

  たしかCoCをはじめてすぐくらいの頃にちょこちょこ名前を見かけていたシナリオの募集に飛び込んでみました。HOはあっさり決まったのですが、なぜかキャラシ作成に手間取り提出はギリギリに。特に凝ったりしたわけでもないのに、どうしてあんなに時間がかかったのか・・・? 英語を高く取るため英語圏(イギリス)出身、苗字は思いつかなかったので、麗しに行ったPCの子孫という設定でパーシーを引き継ぎました。汝の名はで片言RPのたのしさの味をしめてしまったようです。屈託なく明るいあほの子キャラクターは楽でいいですね。

 

 導入。まだこのころはスマートだった飯沼さんに荷物運んでもらったり、冷泉さんと数年前に少女漫画的出会いをしていたことが明らかになったり、メイドの銀さんに「(あれ、割とキャラ被ってるのでは)」と危機感を覚えたりしつつ離島へ。しかし銀さんは異常な力持ち、というところで、あぁ人間じゃないんだろうな、と。キャラが被ってなくて安心しました。リラは人間なので(笑) 

 リラはNPC由乃と仲良くなるため屋敷に呼ばれた、とのことでしたが、実はPL自信NPCと仲良くするのに少し苦手意識がありまして、ちゃんとできてるか、役目を果たせているかかなり不安でした。正直無理やり感が否めなかったというか、何を言えばいいのかと言葉が詰まるのをごまかすために支離滅裂なことを口走ってしまっていたというか……。ノリとテンションで切り抜けました。切り抜けていれてたらいいな……。

 ループが始まってからはまさかの戦闘要員に。なぜこうも戦闘要員になりがちなのか??????? かよわく守られるヒロインより、強くかっこよく誰かを守るヒロインを好むPLの気持ちが引き寄せているのかもしれませんね!推理はばっちり外れてましたけども!

 安定したファンブルを繰り出す冷泉さんと、2日目からそれが伝染した飯沼さんに巻き込まれまな板バスト設定が生えたりラッキースケベイベントwith白骨死体だったり、どんどん精神をすり減らし発狂する二人に慌てたり、謎の巻き込まれ属性を発揮していました。反して妙に硬いSAN。最後の最後でわんわんおに発狂するまでは鋼でしたね。緊張の糸が切れてしまったんでしょうか。

 探索中に明らかになる真相だったり、屋敷を包む雰囲気だったり、全体を通しシリアスで暗めだったのですが、いい塩梅でコミカルを挟みつつ、しめるべきときは各々しっかり締められていたのがとても印象的でした。HO1とHO3を救うため繰り返された時間。切り開いた異分子、HO2。NPCとの関係性含め割とぴったりの立ち位置だったと思います。EDのシーンは、最初の絡みを彷彿とさせる台詞があったりと大変エモでした……。信号待ちの横断歩道でのトリオ漫才から、冷泉さんの袖がつかまれるとこまで本当に映画のワンシーンのようでしたね。絵が描ければかいていたとパグさんが仰っていたように描ける能力がほしかった…それくらい綺麗なEDでした。めでたしめでたし。