貴方は古びた手記を見つけた。

汚れていてよく読めないが、TRPGセッションの感想などが書いてあるようだ。

ありがとうの伝え方

「心臓がちょっとはやく動くだけ」因様作

 

KP みつみさん/野上芽衣子 ジュエリーデザイナー

PL アルミ/永倉蒼 掃除屋

 

 今年行きたいシナリオを挙げたところ拾っていただきました!神! しんどい系のシナリオということで、前回微妙に不発だった永倉蒼をチョイス。みつみさんとも同卓したPCだったので動きやすいかな、と思っていたのですが、終始ガクブルしてました。グレーなお仕事してますが中身は普通……普通なのか?

 シナリオ中は野上さんの包容力にただただ甘えるだけの数時間でした。あんな不穏というか暗~い発言ばっかりする永倉にも野上さんは聖母のような優しさをくださいました。名前が名前だったのでやばめの人(ドラマから)だったらどうしようと思っていたのですが杞憂でした。感謝をお金でしか換算できないとか、遊園地を情報でしか知らないって普通に考えなくてもやばいですね。盛りすぎましたね。でもきっとそれくらいなんじゃないかな……。そんな残念な永倉に、野上さんはちゃんとした人間の心を教えてくれました。……あれ???逆じゃないですか????????????  いやでもそうなんです……。だから最後の焼却炉で「ここにいます。戻っても誰も私を待ってないから」とかそんなこと言いそうになりましたけど、それは野上さんに教えてもらったことを無にすることと同じだと思うので、ちゃんと自分で気づけたありがとうを自分のやり方で伝えて、見届けて、走りました。

 今回のお話を通して、ずっとずっと陽の下に近づけたんじゃないでしょうか。なによりまともな友達できてよかったね、永倉!