ハリウッドJD
「黒柱の王」Enbos様作
KP レンリさん
PL イッヒさん/鋼森純 大学生
幽火さん/灰森亜莉奈 芸術家
酉さん/兒玉雅仁 アイドルマネージャー
アルミ/雪岡青葉 詐欺師
かの有名な嵯峨崎シナリオに参加させていただきました。推奨が戦闘、交渉技能とのことだったので、交渉技能をたくさんとれるよう詐欺師を作成。結果的にはあまりアウトローなロールはできなかったので、いずれそのうちできればと思います。
適格かつ慎重、丁寧な情報収集が特徴的だったと思います。PLのみなさまの動きが的確すぎてすべきことが思いつかないこともちょこちょこ。しかしすべてを一発でくずしたのは運転1cでした。そこから始まるハリウッド映画。鋼森さんの武道キックアクロバットが大活躍し、最終的にはシナリオの大筋からそれにそれ、大炎上でED。ラスト周辺は全員でずっと笑っていました。
短い感想で申し訳ないのですがラストにすべてが詰まっていたので許して頂きたいです。
やぶ医者の極み乙女
「楽園パラノイア」ふろんちあ様オリジナルシナリオ
KP ふろんちあさん
PL ミトさん/渡理睦月 HO1(海)
Sir1000さん/伊佐敷辰夫 HO2(力強き者)
木谷連さん/亜白絵流 HO4(厨2)
アルミニウム/織部若菜 HO3(心)
TLでよく名前を聞く”楽園パラノイア”野良卓に参加させていただきました。PCは新規の医者。職業は配布されたHOに素直に従って設定。立ち絵が緑髪の女性だったので名前は緑系統の単語を適当に引っ付けました。キャラシを提出したところなんと4分の3が医者という空前の医者率。調整が入り半分までに収まりましたが、この偶然はおもしろい。なお自PCはシナリオ中おどろくほど医学が成功しませんでした。やぶ医者でした。
セッション中は笑いの絶えない卓でした。前情報ではしんどいシナリオ、と聞いていましたが本当に最初から最後まで笑ってました。通話ツールがSkypeだったこともあり、個人行動、情報の受け渡しがすべてがオープンで行われ、白々しいことこの上なかったです笑 これ秘匿だったらタイトル通りかなり疑心暗鬼に、パラノイア状態になりそう……。それゆえのしんどみなのかもしれませんね。
自然の水がぶのみよくない。
真白の花の前日譚
「彼岸花は七夜咲く」酉さんオリジナルシナリオ
KP 酉さん
PL もつ子さん/望月春陽 精神科医
仲田さん/朋永城文 化学教師
アルミ/有栖川琥珀 俳優
- 1日目
- 2日目
- 3日目
- 4日目
- 最終日
10月のランタン第1回終了時にお話をいただき、半年以上の時を経て実現しました。キャラシは出来るだけ早く出す派なので、彼岸花もさっさと作って出してしまおうと思っていたのですが、まぁ固まらない固まらない…。性格も、性別すら決められず、おすすめ技能を聞いたところ、かねてから使っていたPC有栖川真白にしよう!と思ったら26歳だったことで断念。やはり新規か…と思いましたが、一度真白を使おうと決心した気持ちが拭いきれず思いついたのが「真白の前身を作ろう」でした。引きこもり女装癖犯罪者の真白の前身、なかなか楽しそうだと自分も乗り気になり、名前も真白に寄せて付けよう、と、"白"を残して"琥珀"に決定。真白の無駄に高いAPP、深い意味の無い(無かった)女装癖、犯罪者という特徴を残し、顔だけが取り柄のかわいいもの好きクズで性格を決定。変装取りたさにベースを俳優にしたのも、この人から変装は外せないなと思ったからでした。真白は、復讐を望む依頼者に犯罪計画を売るとかいうどこぞの探偵学園の敵組織みたいな設定で、顔は一切明かさずネットワーク経由だけでやり取りするのでコンピュータと鍵開けにガン振りできたのも良い感じだったな〜なんて思ってます。
シナリオ途中に物凄く適当に生えた親無し設定。高校の時にもういないんだ〜と言っていたのでかなり長いこといなそうだなと思いました。ぼんやりとしか決めてないんですが、昔は仲良し一家で、ある日琥珀が中学上がったくらいに学校から帰ってきたら両親揃って心中してた…までは考えてました。それを弟たちに察されないよう隠し他殺に見せかけるよう工作したのが芸術演技と将来的に犯罪者になるきっかけとかどうでしょう、今考えました! 他兄弟が警察と医者なので歪むのは琥珀だけでいいんだ…。子どもだけになってからは給付金とかで生きてたと思います。飴がさみしさを埋めてくれる云々はよくわからないです。親がよくくれたとか…?でも琥珀が一番復讐したいのは自分達を置いて死んでいった両親ですしおすし(´°ω°`) 死んだら全部終わり思考だったり雑さやクズが見え隠れしてた背景はこんな感じでした。シナリオ中にその話を出す気は無かったです。
1日目
導入の導入、高校生時代から。ひたすらに遊びました。個人的におもしろかったのはお化け屋敷で過剰にびびる琥珀です笑 メイド喫茶で二人に接客を押し付けられたのも良かったですね。まさかスライムを習得してしまうとは、琥珀、恐ろしい子……!
NPC和歌月光希の、琥珀の突然の呼び捨てに対しちょっと驚いた様子なのが印象深いです。他人のパーソナルスペースにあえて空気を読まずずかずか入っていくところが良い感じに作用したかなと思います。
LGO通過者まみれだったのでイオンモールに行きました。イオンと言えばLUSHとユニクロとプリクラだ!と聖地巡りのごとく行動しました。プリクラで顔が変わる朋永くんには笑わざるを得なかったです。
購買デスロードでは無事勝利をおさめ、モンブランパンと紅茶花伝をゲット。ポチ戦(笑)ではなんとなく生き物嫌いそうだなと思ったのでとにかく離れてました。
そして9月26日。葬式へ出席するも、遺体を見ていないから、という理由でいつまでも現実味を感じられない琥珀。まゆちゃんとお墓参りに行くも、「こんな石が光希だなんて思えない。光希が死んだなんて正直実感ないよね」とぼやいて飴を置いて去る始末。きっとそれからは何事もなかったかのように過ごして、生きてたんじゃないかと思います。
2日目
時がたち、24歳になった彼らから再開。墓参りに行き、飲み、帰りに怪奇現象に遭遇。各々家に寄ったりした後、親のいない設定が生えたりして、怪しげな団体の講演会へ。望月(兄)も無事そうで安心しました。PLの大分軽い好奇心で講演会への不参加を決めた琥珀でしたが、入らなくて良かったですね。悪運の強い奴め! 突如会場から飛び出してきた小林先生と2人とともに学校へ逆戻り。先生の知人を救うため車を乗り捨てる作戦に出ますが、意外にも運転の上手かった琥珀。小林カーは乗り捨てられることなく敵陣へと到着しました。
3日目
3日目はおじさんを救うため敵地へ突入。うっかりガードマンを殺害してしまいそうになりましたが、はるちゃんの活躍により未遂で済ませられました。ありがとうはるちゃん。はるちゃんの出目があらぶり、ブラックジャック(精神科医)が爆誕。もう外科医になればいいんじゃないかな…その前に何故医学部生なのかな…?
そして敵ボス、えみこちゃん(愛称)との初対面。初対面なのは琥珀だけでしたが。琥珀の軽口にも付き合ってくれるノリの良いボスでした。思えばこの時すでに愛され系ボスの気が見え隠れしていた……? ただ冷凍ビームで小林先生の手が凍ったり、その肉をはるちゃんが引っぺがしたり微笑ましいだけではすみませんでしたね。
小林先生との会話で「その聞き方はずるい」と言われたときPLはモニターのまえでしたり顔をしていたのは内緒です。
4日目
3つの部隊に分かれ、敵本拠地へ潜入。琥珀はコンピューターを振りたかったので情報収集班へ。顔が割れているので変装することになり、折角なので、と自分で変装ロールを振り無事成功。あの真白アイコンを使いました。美少女スタイルで敵地へ赴く…なかなかたのしかったです。探索も無事進み、"琥珀たちは"無事脱出。はるちゃんの連れだした子どもたちを連れ、アジトへ戻りました。子どもに対し適当な対応をするのがたのしかったです。おにいおねえさんです。
小林先生、おじさん、子どもたちを救うため作戦を立て、とある小学校へ。ドジっ子を炸裂させるえみこから無事皆を助け出すことに成功。先生とおじさんのメンタルが強かったのが大きな勝因だったと思います。逃走ターンでは大事故を起こしてしまいましたが、お迎えのおかげでなんとか意識を朦朧とさせながらもアジトへ帰りつくことができました。
そして夢をみて、ついに発狂しました。光希の「どうして」という幻聴に、「どうしようもなかったんだよ!!!」と喚く琥珀。はるちゃんの精神分析によりなんとか平静を取り戻しました。発狂RPがKPさんのお気に召したそうで、お世辞でもとっても嬉しかったです、えへへへ…(*´σー`)
夢と言えば、花火のシーン。希望を口から零す光希に対し、「僕は光希の気持ちが理解できてるとは思わないし、できるとも思ってない。僕らは所詮どこまでも他人だから。」と告げる琥珀。突き放すというよりかは、「光希がどうしたいかだよ」を伝えたかったんだと思います。未来への希望を見出した光希を、琥珀は羨ましいと思っていました。大変な状況にあって、それから目を背けその場しのぎに周りと自分をごまかして生きていた琥珀に、光希はとても眩しく映ったと思います。だからこそ、光希の飲み込まれていく光景が不定の狂気としてリフレインしたのではないでしょうか。暗い場所から、それでも希望を抱いた光希を救おうとするどころか何もできなかったという思い出が、琥珀の奥底にこびりついていたのかもしれません。
光希(霊体)との再会。いろいろ言ってしまったり、狂気に陥った手前かける言葉が見つけられず、再会を喜ぶはるちゃんを見守ることしかできませんでした。どうしようもない琥珀から見たはるちゃんはちょっと眩しすぎていけませんね。真っ白な彼岸花を受け取り、何を思ったのか…。
最終日
アジトでの宴会からスタート。やっと成功する芸術演技(クリティカル)。どれだけ飲みたくないんだ……!まゆちゃんにもメールできて良かったね。小林先生の手帳もちらっとのぞきましたが、多分琥珀は他人の過去に別に関心を持たない且つ今後のシナリオにあまり関係ないとのことだったのでスルー。思えば良判断だったようで。
明けてふたたび敵本拠地へ。怒涛のファンブルに戦闘前から傷つきまくる琥珀。これは女神が死ねと言っているのか……?と不安な気持ちを抑えながらも進み、VSお父さん戦。回復要員1名を残し全員ダウンするのはさすがに笑いました。もうだめなのではと思いましたが何とかなってよかったです。
場所は変わり南極へ。なぜか神話生物とこころを通わせる琥珀。最終バトルでは一発もキックを決められませんでした。格好付かないな本当…。さすがのえみこちゃんもラストバトルで本気を出してきてましたね。
装置が作動し、光希?の手を取るか否か。迷わず手をとるはるちゃん、戸惑う朋永くん、PLに「えええ~~!?どうするの琥珀!!!」と叫ばせた上間に合いもしない琥珀。それっぽい…それっぽすぎるよ3人…。
NPCの力を借り助けられるもボロボロの体。「奇跡でもない限りは」という描写で、白い彼岸花か~~!とは思いつつも、どうやって琥珀に持って行かせるか少し悩みました。NPC含めみんなが駆け寄る中、琥珀はその様子を遠くから離れて見つめていました。結論としては、花を供えさせることに。そしてそして運命のダイスロール×3回。唯一失敗する琥珀。そこまでそれっぽくしなくていいんだよ…そういうとこ好きだったよ……。願いは奇跡により届き、目を覚ます光希。それを光希だと認められない琥珀は、光希とそれを取り巻く人々をただ黙ってみていることしかできませんでした。
人を人たらしめるものは情報だと言った琥珀。その見方からすれば、彼は確実に和歌月光希です。つまり光希は生き返った。しかし琥珀にとって死はすべての終わり。その向こうには何もない。それはこれまでの人生で裏付けされたはずのことなのに、目の前でとんでもない矛盾が起こっていて。それが嬉しいのかそうでないのか、それすらも理解できない状態だったと思います。
高校生からすでにクズを晒していた琥珀ですが、お友達はそれなりに大事にしてたと思います。最初は表面上だったけど、自分でも気付かないうちにとかだったら私が面白いです。めちゃくちゃ危ないけど車特攻に承諾したのもその所為なのかしら。
面白いといえば不定でこうき君の幻聴を聞いてどったんばったん大騒ぎしてるのが面白かったですね。ただ見てることしかできなくて、どうしようもなかったんだよ!とか言ってるのはなかなか楽しかったです。それが罪悪感なのか何なのかはよくわかりません。普段飄々としてる奴が荒れるのは割と好きなパターンです。
こうき君の生死に関しては、彼はこうき君が本物かどうかわからないままで、彼の気持ちもぐちゃぐちゃになってしまったので逃げました。合わせる顔が無いってやつです。特にはるちゃんには、あれだけこうきは死んだんだよって言っておいて、かつラスト手伝えなくて、でもはるちゃんはこうき君が生き返ったことに泣いて喜んでる訳で。いやもう会えないですよね。こうき君はこうき君だと認めていいのか、でも死んだと落とし込んでしまって、どうすればいいかわからないし。なので最後朋永君と話せて良かったかなと思います。話せる唯一の相手だったと思うので。琥珀は考えも気持ちもぐちゃぐちゃになってしまったので、また一から、"真っ白"な状態から、有栖川琥珀という存在を抹消してリスタートすることに決めました。
アフターエピソードでのこうき君との再会は、本当に彼が何を言うか想像できなかったのでやり直させていただきとても助かりました。彼が、真白が今こうき君についてどう思っているのかわたしにはわかりませんが、何処かで穏やかに暮らしていてくれれば何も言わないんじゃないかと思います。
いつか琥珀としても再登場できたら面白いですね。立ち絵は消さずに置いておこうと思います。また会える日まで、おつかれさまでした。
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きみのヒーロー
「河梁之吟」サトウボーイさんオリジナルシナリオ
KP サトウボーイさん
PL Hinatさん/橙乃陽
ゆきよいさん/秋篠創
アルミ/善野真尋
いつものオカルト部の面々で、新たにオカルト部を結成しました。オカン系男子はるくん、いつものゆきよいさん感あふれるはじめくん、自称ヒーローJD自PCまひろの3人。メインヒロインNPCの詩織ちゃんと彼女の故郷へ旅行に行くことに。電車内での大富豪はPCは勝てましたが後日PLは普通に負けました。
シナリオが始まり、なにに驚いたって、KPさんの演じ分けがとにかくすごかったです。NPCそれぞれに個性が立っていて、似たようなキャラクターが同席していても誰が話しているのかちゃんとわかる上、声の切り替えもスムーズで脱帽でした。世の中には凄い人がいるもんですね。うどん屋さんのおばあちゃんが思った以上におばあちゃんでとても好きでした。道中でさっそくメインウエポン:木刀が手からすっぽ抜け折るはじめくん。わちゃわちゃしつつも詩織の実家の神社へ。温泉に行ったり、帰り道に競争したり花火したり、田舎の夏を満喫してました。混浴で初心さを見せる男子勢がかわいかったです。競争途中で盛大に転んだ詩織ちゃんをはじめくんが背負ってくるのはとても青春を感じました。真尋でなければ茶化してました。酔って喧嘩したときにライダーキックを試みれば良かったなというのが心残りです。
2日目。またもやKPさんのNPCロールが光る中、海へ行った後はぐれて詩織とはぐれてしまう3人。本当に…探索下手くそ3人衆ですみませんでした……!!! 自宅を探索するという発想がまるで無かったです。たぶん、幕間に情報全然取れてませんと教えてもらっていなければそのまま突っ走っていたのではないでしょうか…。そう考えると大分恐ろしいです。ビスコを全部食べる狐面の少年はかなり愛おしかったです。
夜が明け、もっとバーのマスターと話してみたかったという気持ちを抑えつつ、そうそうに黄泉の国へと向かう3人。行けてない場所のNPCにも会ってみたかった…。もっと回ってからでも遅くなかったのでは…と今更ながら思っております。花畑で恐る恐るお母さまとご対面。その後やっと詩織の自宅を探索し情報を現地調達。お父さんとの戦闘では、ヒーローを自称していながら味方撃ちをしてしまう始末。応急手当(初期値)の成功でなんとか許してほしいです。ヒーローものの定番、”物語終盤前、心の折れてしまうヒーローが仲間の言葉により再び立ち上がる”が再現できたのは嬉しかったです。また、お父さんの吐血ロールが迫真すぎて言葉を失ってしまいました。お母さんの旦那さんを想う気持ちと、なんと切ない夫婦なんだろうかと黙って見守るしかできませんでした。お母さんに身(魂?)を挺してかばわせてしまった真尋は自分の無力さに言葉をなくすしかありませんでしたが。
そしてついに拝殿へ。明らかにいろいろおかしい詩織ちゃんをどうつついていくか考えていたら、はじめくんが話していないことに全く気づけませんでした(笑) スーメアや花冠を通して知った、大事な局面でゆきよいさんは黙りがちだというメタ視点が入ってしまったのも良くなかったですね~。 超豪快な平手打ちをかましてくる詩織ちゃんもどきとの戦闘。はじめくんを庇って一度死にかけましたがはるくんのおかげで何とか蘇生。キックを高めに振ったにも関わらず桃パンチが爆誕。桃は投げるもの、と思っていましたが握っても使えるものなんですね!桃すごい!
本殿で詩織と再会。桃の投擲がやっと成功し、ラストシーン、黄泉比良坂へ。帰れなくなってしまったことを告げる詩織。各々が別れの言葉を口に。真尋は髪飾りを返し、詩織のマフラーを受け取りました。実はキャラメイクの時点で、「ライダーといえばバイクにたなびくマフラーでしょ!」とマフラーをつけさせようとしていたことがあったのですこし驚きでした。受け取るだけでは、と、去り際に髪に結っていた赤いリボンを詩織の髪に結んで帰りました。詩織ちゃんと一番かかわっていたのははじめくんな印象だったので、色々な話を彼に任せました。それが一番かなと思ったので。全部は伝えられないところが彼らしいというか、ゆきよいさんのPCらしいなと思いました。
忘れられない思い出となった夏休み。彼女に再び出会うその日まで、また前を向き歩んでいくことでしょう。
あまりのポンコツっぷりにセッション終了時は反省の気持ちでいっぱいで申し訳なさが立ち言うに言えなかったんですが、
続編に!ぜひとも!3人で!行きたいです!!!
と、ネットの海のすみっこで叫ばせてください!
初対面にも関わらず不躾なお願いに快く応えてくださったKPサトウボーイさん、ご一緒してくださったPL Hinatさんゆきよいさん、見学にいらっしゃってくださった皆様、本当にありがとうございました。おつかれさまでした。またお会いできる機会がありますように!
ランタンNPCまとめ
「ランタンの灯りは夜の明けない街に灯る」全4回でした。
できるだけ自分のロストPCを使ってました。もう回さないと思うのでまとめます。
骨董屋(五十嵐さおり)
第1回 フリーイラスト
第2回~4回 鬱本さゆり
境遇や彫刻家であることなどが合致した鬱本。初回は「内輪ネタにもほどがあるしやめておこう」とフリーにしましたが、いいんじゃないかとお言葉をいただき2回目から彼女に。
司書
第3回~4回 柊雪人
大正時代の書生ということで初期の立ち絵は萩原さんに。第3回の前に柊がスーメアでロストし、彼なら司書にちょうどいいだろうということで就任。
お菓子屋
第1回~4回 来栖みみか
ロストPCとしては唯一の皆勤賞。第4回で記憶が戻りました。住人の記憶が戻るのはいつかできればなと思っていたので嬉しかったです。記憶を戻す前は高校生のころのテンションで、戻った後は大人闇落ちver.のすこし暗めテンションで、という謎こだわりがありました。ひさしぶりの大人みみかロールたのしかったです。
灯台守(3~4回のみ)
第3回~4回 宇都本花凛
第2回でPCお二人とも船ロールに失敗していたので、その対策として設置。花凛はお金のためにアイドルをしていただけで、夢も好きなこともなにも見つからないままロストしたため、さざめく海を見つめ灯台のもとに座ったまま何もしてないです。何もないのはあまりにも可哀そうすぎたので、病院で見た桜を島に植えてみました。
探偵
第1回~5回 文豪ストレイドッグスから江戸川乱歩
探偵はロストした探索者ではないのでロストPCを用いる予定は最初からありませんでした。THE探偵なイメージ&怪しげなイメージがでたらいいなということで乱歩さんに。
>>>突然のラブコメ<<<
「その代償は代引きで」じろー様オリジナルシナリオ
KP じろーさん
PL チャカさん/風間 源一郎 バーテンダー
黒菜さん/春夏冬春 夏秋冬 歌手
アルミ/花野 椿 花屋
「水底の聲」でご一緒したじろーさんのオリジナルシナリオにお邪魔させていただきました。個別導入でNPCとの関係を築いたのですが、椿は元ヤンということで、ヤンキー漫画によくある「お前なかなかやるな」の流れで知り合ったということに。後々先輩だということが決まり、サトキの兄さんと呼ぶことに。
シナリオ本編ではお二人と探り探りに探索。狂いながらバウムクーヘンをむさぼるあきなしさんはとてもおもしろかったです。シリアスの中の清涼剤のような感じでした。風間さんにはラストシーンで不意打ちで殴られました(笑) 「サトキは椿が好きだった」という突然の暴露。PLPC双方が驚愕し、めちゃくちゃ大事なダイスロールでまさかの失敗……救済措置がなければ終わっていました……。サトキもどきに会って戸惑う風間さんに「死んだ奴は生き返らないんすよ!あんたの後輩はそんなだったんすか!」など吐き捨ててしまったので大分罪悪感がありました…。
また、敵キャラの立ち絵がオリジナルだったんですがスケスケでかわいかったです。じろーさんのdiscordのアイコンがそれのクッキーらしくて、とてもびっくりしました。
じろーさんの別オリジナルの「校舎の夢」もいつか参加させていだだけるということで、とてもたのしみです。
Blanchard
「汝の名は」隊長様作
KP Hinatさん
PL ゆきよいさん/エリック・ウォラーレ(HO1)
浅科さん/アレクセイ・ローゼン(HO3)
マキさん/ルーカス・グスタフ・レントリヒ(HO4)
アルミ/ソフィ・ブランシャール 女中(HO2)
ずっと前にお誘いいただいていた&気になっていた”汝の名は”に参加させていただけることに。あまりの楽しみさに、HOをいただくやいなやキャラシを提出しました。今回のPCソフィーはすべてを失い彷徨っていたところを、慈愛に満ち溢れたNPCステファニー・ブランシャールに拾われた元暗殺者。HOを読み、自分にできるのかと不安でしたが、最近光堕ちは何度か経験していたのでその感じで押し切りました。立ち絵はこちらもずっと使おうと心に決めていた星巡りSSRアーニャ(チェンジ前)。NPCとそっくりさんになってしまいましたがご愛敬いうことで()
はじまってみれば、思っていた以上に仕事のできない子でした。PC内では先輩のはずなのに掃除も給仕もままならず、ぽんこつをさらけ出してました。お家パート、デートパートではおばあちゃんに全力の愛をぶつけてました。デートではノートルダムに。"ノートルダムの鐘"に関するものすごく偏った知識しかないのはPLの遊び心でした。聖堂内の観光で告解室(懺悔室?)について尋ねるソフィー。もしおばあちゃんに告解室について説明されたら、そこに行こうかと、懺悔をしようかと思っていました。ソフィーは懺悔することたくさんありますし、許されたいと思っているのかもと考えたので。どうがんばっても過去してきたことは許されないのだということは本人が一番分かっていると思います。
KPさんの温情で夜のホテル探索に参加できることに。第2回多重尾行、口下手とパスみを垣間見せるエリックなどなど、ギャグ色の強いシーンとなりました。メインNPCのコゼットともやっと話せて良かったです。コゼットが襲撃されてからは別行動。口下手にもほどがあるエリックと、困惑するルーカス、アレクセイには、ミュート越しにとても笑わせていただきました。不器用なのも退役軍人ぽくていいと思いますよ(笑) 笑ったあと家に帰ると案の定拉致されていたおばあちゃん。そんなこんなで1日目は終了でした。
明けて2日目。お三方が話し合いを続ける一方、二コレッタにほしいものリストを提出。何故か笑わせてしまいましたがいろいろと用意してもらいました。それらを手に仕込みへ。正直目的を達成しておばあちゃんを救える&PLにしか見られていないなら別にいいかな、と全体チャットのまま仕込みを続けました。自分の目的と他のお三方の目的はあまり関係なさそうだったので見せてもかまわないのでは、と判断しました。なので他の方の目的を探る気もさらさらなかったです。ここでのソフィーの動きは怪しさしかないけれど、おばあちゃんのためだから仕方ないですよね!仕込みの意味はほぼなく終わりましたが!!! 4D6の威力の爆弾を至近距離で受けて負いて無事なヒムラーにどう対抗すればいいんだ…と静かに悩んだりしていました。
再び地下へ。印象が変わりすぎた上初耳の情報をバンバン開示してくるコゼットに困惑するソフィー。サングラスの男がくるかも、という話し合いで自分が急に笑い出したのは、「サングラスの男が大群でくるかもしれない」という言葉に、分身した大勢のサングラスの男が走ってくるのを想像してしまったからです、すみませんでした。POW鍛えます。 人狼戦で謎の活躍を見せるソフィー。人狼云々を聞いていなかったので2ターンからエリックにリボルバーをもらいなんとか勝利を収めました。なによりKPさんの出目が素晴らしかったです。素晴らしかったです。 ソフィーは戦闘中しゃべらなそうだなと思ったので実はPL発言しかしていないという謎こだわりがありました。続くヒムラー戦。こいつの雁首を持っていけばいいのか!と俄然やる気に満ち溢れていたソフィーは、期待通りの出目をたたき出してくれました。戦闘系PCはあまり作ってこなかったのですが意外と向いているような気がしてきてしまいました。
約束通りコゼットの見送りに出向くソフィー。争いが終わらない件については、それで生き、生かされていた身なので綺麗なことを言う資格はないとおもい返答していました。
ラストバトル。門の向こうに消えたエリック以外の、ルーカス、アレクセイ、そしてソフィーの戦いでした。ターン数が最低値になってしまったのを見て「終わったな」と思ったのは私だけじゃないはず! しかし諦めるわけにはいきません、拳銃90が活きました。極ぶりしてて良かったです。1発目の威力が1だったのを見てちょっとめげそうになりましたが、なんとか意地を見せてくれました。SANチェックも全成功!流石元暗殺者!出目も振るい、KPさんの温情もあり、何とか勝利を収めることができました。きっとここでカッコイイ台詞を言うべきなのだろうと思いつつの、ソフィーには無言を貫かせました。アン・シャトレーヌver.の立ち絵が、よりそっくり度合が増して、それと戦ってるソフィーを想像したらなんだかおもしろく思えてしまいました。ソフィーにとってはステファニー以外の人間は皆同じなので躊躇ったりは別にしてなかったと思います。
戦闘後にちょこちょこ話し相手になってくれたアレクセイさんにお別れを言えて良かったです。得体の知れなさの滲み出るお方でしたが、ソフィーの事情には関係なさそうなので暴こうという気もあまり起きませんでした。ひとつ質問したらこっちが10答えさせられそうな気もしたので笑 もう二度と戻っては来ないだろう、会うこともないだろう、と思い「元気でね」と見送りました。救急隊員に対して「知人ではない、通りがかっただけ」と答えたのは、自分の結末を決めていたから、というのと、自分が"悪い子"であることを変えられないことを思い知って、もうコゼットに合わせる顔が無いなぁ、と思ったからだと思います。正直、あの瞬間に反射で口にした言葉だったのでPLはよくわかりません。
エンディングは探索者それぞれ個別に行われました。HO番号順かと思いきやなぜか最後の手番でした。念願のステファニーとの再会(話せない)、心優しすぎる元同僚二コレッタ、それに甘えてやりたい放題なソフィー。無理を押し切ってしまってKPさんには本当に申し訳ないです。でも、この結末はステファニーがいなくなったころから決めていたことなのでどうしても押し通したかったんです、ごめんなさい。「二コレッタ、お掃除、得意?」と聞いたあとに、「ソフィー、へたくそ、だけど。がんばっても、よごしちゃうから。」と続けようとしましたがなぜか言葉が出てこなかった思い出。
キャラクターシートに書いたように、ソフィーの夢は自分を拾い、職を与え、命を救ってくれたステファニーに恩返しをすることでした。そして人間らしく生きられ、ステファニーの家族として働ける今の日常を愛しており、いつまでも幸せな日々が続くことを願っていました。しかし自分の過去が原因でステファニーの命を危険に晒し、それを救うためにまた人の命を奪うことに一切躊躇しない自分に気づいた時、ソフィーの最期は決まりました。やっぱり自分は彼女のそばにいるべきではないと気づくには十分すぎました。”いなくなること”、それがソフィーにできる、最大のステファニーへの恩返しだったんだと思います。エッフェル塔内部、ステファニーの眠る前でもたどたどしいフランス語で話し続けたのは、最期までソフィー・ブランシャールとして生きたかった彼女の想いの表れなのかもしれません。
実は持ったままだったエリックから受け取った拳銃を口に入れ、外れないようしっかりと噛み、自ら脳髄を打ち抜き、ソフィーは自死しました。苦しいのはやっぱり怖かったのか、高確率で即死できる方法を選びました。遺体の損傷が激しくなることもきっとソフィー自身わかっていたと思いますが、きっと喜びと愛しさ、悲哀と後悔の混じった表情を浮かべていたんじゃないかと思います。
ひなたさんがまとめてらっしゃった通り、全体を通し悲劇的なエンディングを迎えた今回のお話。しかしソフィーにとっては、束の間であってもステファニーと共に新たな人生を歩めたことは、幸せ以外のなにものでもなかったと思います。そしてステファニーのために人生に終止符を打てたことは、ハッピーエンドと言えるのではないでしょうか。
おやすみ、ソフィー・ブランシャール。おつかれさまでした。